あらすじ
美穂の強引な誘いに乗って、作家の大河内先生の邸宅に招かれた私は、大河内先生のかつての後妻であった、衣笠樹の死の真相を調べてほしいと依頼される。
樹は車で走行中、ハンドル操作を誤って崖下に転落してしまい、死亡してしまう。
健康面にも、精神面にも問題のなかった彼女の死に不信感を抱いた大河内先生は、現在、脳梗塞後遺症で、半身に麻痺が残り、認知症も患っていた。作家はとうに、引退し、娘二人と執事とで、山深い邸に住んでいた。
かつて、大河内先生の書斎には開かずの金庫があり、番号を知っているのは、大河内先生だけだった。しかし、大河内先生は認知症を患っており、番号を思い出せずにいた。その中には樹を死に至らしめた何かがあると踏んだ私は、暗証番号の4ケタの数字を探すのだが...。
金庫を開けたとき、衝撃の結末が...。