あらすじ
千島学は特殊な能力を持っていた。
他人の書いた字を視ると、その人の感情や本心が読み取れてしまう。
同僚の結婚式に出席した学は、芳名帳に名前を書く女性の字を視て驚く。
彼女の字は小さく震え、嗚咽し、どこか苦しそう。
そして、紙に沈まないように必死で足掻いていた。
学は思わずその女性に言ってしまう。
「もう少し軽くなられたほうが……」
捉え方によっては、とんでもなく失礼な発言。
当然、女性――広瀬芽衣は大激怒。
二人の出会いは最悪だったが、言葉の真意を知りたかった芽衣のほうから学に近づき……。
自分は、実はたくさんのギフトを与えられていたことに気づいた時、学も芽衣も〝軽くなる〟意味を知る。
ちょっぴり切ないミステリー(?)です。