あらすじ
「何故だっ。
よくあるじゃないかっ。
萩津和野殺人事件とか!」
「あのー、よくひとまとめにされるんですけど。
津和野、他県ですからね……」
登校中、見たこともないイケメンに助けられた夏巳(なつみ)。
彼はある大手探偵事務所が実験的に作った萩支所の所長だった。
――とはいっても、部下はなし。
事務所の中はデスクひとつに、パソコンひとつ。
「なにか実績を上げないとクビになるんだっ」
とそのイケメン、蒲生桂(がもう かつら)は言うが――。
「いや~、先生。
この町で事件なんて、そうそう起こらないですからね~」