あらすじ
1978年、エジプトの古洞窟にて盗掘者が奇妙なパピルス紙片の束を発掘。
その紙片は世界中の古美術商の手を転々としていたが、2000年代に入って“史実に残る『ユダの福音書』である可能性が高い”と発表される。
崩壊寸前のパピルス紙片は丁寧に修復され、内容の8割以上の解析に成功。
そこに記されたイエス・キリストとユダのやり取りは非常に興味深く話題となった。
「隠さずに告げよう。……――だがユダよ、貴方はその全てに勝利するだろう。
何故ならば、貴方は“真実の私”を包み込んでいるこの肉体を犠牲とするからである」
実はイスカリオテのユダは、イエスの最大の理解者であったのか?
そんな想像を湧き起こさせるほどの、不思議な魅力を持った古文書であります。
本稿ではアメリカで公開された英訳版『ユダの福音書』、
およびネット上の考察・翻訳などを参考に書き起こした『ユダの福音書』全章を紹介しようと思います。