あらすじ
その人は私を天女と呼んだ。
みながいうには、その人ーー『との』は、
私の"おっと"なのだって。
でも、おっと って、何だろう……?
1769年(明和6年)、米沢藩主・上杉治憲(後の鷹山)が、前米沢藩主にして養父の重定の次女・幸(よし)姫を正室として迎えたのは、治憲十九、幸姫十七の時のことだった。
しかしその結婚生活は決して恵まれたものではなかった。
肝心の姫の心身に、脳の障がいと、発達不全があったためである……。
薄幸の姫の密やかな想いは。
(4000字短編。歴史物ですが難しさはなく、5分で読める切ない純愛物です。
訳あってひらがな多めの一人称が中心です。
逆に読みづらかったら、ごめんなさい)