あらすじ
16歳の千秋は、母の死をきっかけに世界のすべてが色を失った。
頼れる肉親は、血のつながらない義父と、顔もろくに知らない義兄だけ。
いつしか心は閉ざされ、学校にも居場所を見つけられずにいた。
そんな千秋の前に現れたのが、同じく心に孤独を抱えた少女・深雪。
初めてできた「心からの親友」との出会いが、少しずつ千秋の世界を変えていく。
夜の街、タバコ、家出、退学。
間違いを重ねながら、それでも前を向こうともがく少女に残されたのは――
亡き母からの、たった一通の手紙だった。
「お母さんの願いは、きっとこれだったんだ」
手紙を読んだ時、千秋は“家族”ともう一度向き合う覚悟を決める。
これは、父と呼べない義父を“父”と呼べる日までの、
少女の再生と成長の物語。
誰かの言葉で傷ついた人にこそ、読んでほしい。
涙と希望に包まれる、家族の再構築ヒューマンドラマ。