あらすじ
『夜を歩くふたりは、明日に触れられない』
生きづらさを抱えながら、それでも前を向こうとする少女・柊美羽。
過去に傷つき、自分の居場所を見失っていたホストの青年・三崎玲央。
異なる時間を生きていたはずのふたりが、夜の街歌舞伎で出会った。
誰にも言えない寂しさ。
未来に希望を持てない日々。
それでも――ふたりは、惹かれ合った。
社会の目、親との関係、そして自身の進路。
悩みと向き合いながら、ゆっくりと心を重ねていくふたりの姿は、まるで凍える夜の中で手を取り合うように、あたたかく、そして切ない。
これは、“生きる”ことに迷いながら、それでも“誰かを想う”ことで少しずつ救われていく――そんなふたりの、再生と恋愛の物語。