あらすじ
異界へとつながる「ゲート」から「モンスター」と呼ばれる異形の生物が現れる世界。
古来より人々は、大多数のモンスターを単純に排除するべき対象として扱い、それと戦ってきた。
そして、人々は数え切れぬ理由により、人間同士でも争い続けてきた。
戦乱に次ぐ戦乱……生まれた文化も芸術も争乱の中では自然と消えていってしまい、人間の歴史は「戦争の歴史」そのものであった。
世界大戦の最中、突如として起こった大天変地異『大陸崩壊』により、幾度となく激戦の中心地となった超大陸「カラア」は、ばらばらに引き裂かれる。
これにより大戦は終結したが、カラアはなくなってしまい、大小に分かれた島々の移動が収まってから、最も大きな島であることが判明した大陸は新たに「モノクロム」と名付けられた。
このモノクロム大陸には三つの国が残っていた。
西から東へ……クロイゼン、ハイラント、シロルキワである。
また、モノクロム大陸の北西には、アカルファンが自国領とする大陸があった。
大災害の後、アカルファンは他国に先駆け、本格的な軍事国家への道を歩んだ。
アカルファンを見習ったシロルキワは貧弱だった軍を増強し、周囲の島へと軍隊を送り込んでは自国領を拡大していく。
北と東への進出が済んだシロルキワは次に国境を越えて、西へ位置するハイラントにも手を伸ばし始めた。
大国となったシロルキワはハイラントに対し、強引な要求を行い続け、その圧力に屈したハイラントは自国の国防軍を解体する。
この段階で、同国はシロルキワを完全なる敵対国家とみなし、西の隣国・クロイゼンへ救援を求めた。
解体されたハイラント国防軍とクロイゼン軍とは協力関係にあり、友好国であるハイラントの訴えにクロイゼンは同情を示し、シロルキワの政策自体を以前より苦々しく感じていたのもあったゆえ、二国間からなる「クロハイ同盟」を成立させると同時に、シロルキワへと宣戦布告を行った。
クロイゼンを弱小国家と侮っていたシロルキワは「手間が省けた、攻める口実ができた」と、自信たっぷりに二国からの宣戦布告を受理する。
シロルキワは生意気なハイラントを丸ごと征服し、小癪なクロイゼンもまとめて攻め滅ぼすことにしたのだった。
ここに東から侵されつつあったハイラントを最初の舞台として、長期間の戦乱『シロクロ戦争』が勃発したのであった。