あらすじ
貧乏子爵令嬢マタレーナは、番(つがい)だという狼王ウルマスに求婚された。
マタレーナは28歳だ。この国の適齢期は22歳、よっぽど頑張って25歳というところ。
花の適齢期を待たされ続けたあげく、今頃になって涼しい顔してやってこられても知るものか。
「つつしんでお断りいたします」
だからこちらも涼しい顔で拒んでやった。
獣人と人とがそれぞれ別の王国を成す世界。獣人貴族の伴侶は、必ず人から選ばれる。
「神定の番」と呼ばれる彼女らには番紋(つがいもん)というあざが現れて、番保護所でひたすらに迎えを待つ日々を強いられる。
番保護所で28歳を迎え、「要らない番」「残念な番」などと周りに貶められているマタレーナは、もう結婚なんてどうでもいいから残りの人生、自由に暮らしたいと思うようになる。
そして職を得て一年が過ぎた頃、ようやく番だというウルマスが迎えに来たのだけれど……。
拗らせたあげく独身主義になったヒロインが、こちらもいろいろと拗らせている不器用ヒーローに反発するところから始まるお話です。
一部二部構成で、一部はハピエンです。
*第一章終了まで連日更新、第二章からは月曜日と金曜日の更新です。
*ネオページ先行掲載です。