あらすじ
※過激表現を含みます
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「誰かこの子にオンナの武器の使い方を教えてあげてくださらない?」
ルチアの言葉に周囲の貴族令息の邪な眼差しが突き刺さる。主に逆らうこともできず、侍女のヴィヴィアーナは羞恥の中じっと耐えていた。
そんな彼女を庇ってくれたのは、先程迷子になっていたヴィヴィアーナをホールまで案内してくれたレナート王子。
ダンスに誘った彼は、苦手と言いながらも華麗なステップを踏む。ヴィヴィアーナの表情は自然とほころび、夢のような一時を過ごした。
「笑顔は武器になる」
彼の言葉をよすがに、ヴィヴィアーナはその後の主のいやがらせにも耐えてきた。
しかし、一年ばかりたった頃開かれたガーデンパーティにて、彼女はレナートと最悪の形で再会を果たす。
魔女に人権のないこの国では魔女術は大罪。
ヴィヴィアーナはルチアにはめられ、パーティ会場で魔女に仕立て上げられてしまったのだ。
レナートは彼女を捕らえ、そして追放刑となったヴィヴィアーナに刑を執行するため、深い森に置き去りにした。
「なぜ魔女を否定しない」
彼には、とてもヴィヴィアーナが魔女には見えなかったのだ。
だが彼女が魔女であることを否定しなかった理由。
それは、本物の魔女だったから。
それから一年。
追放の森近くで起きた戦争で瀕死の怪我をしたレナートが辿り着いたのは森に追放された魔女の元。
追放された魔女は、目の前の王子をどうするのか。
この再会が魔女と王子と国の運命を大きく動かすことになろうとは、彼女も、彼女の忠実な使い魔の梟ですらまだ知らない。
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