あらすじ
「俺は、このままドロシー嬢と夫婦関係を続けていきたいと思っている」
離縁前提の夫婦生活を提案してから半年後。ドロシーは夫であるルーシャンにそう告げられた。
それに対し、「離縁したくなかったら、私のことを惚れさせてみせなさい!」と宣言したドロシー。
そんなドロシーを落とそうと、ルーシャンはあの手この手でドロシーにちょっかいを出してくる。挙句の果てにはハートフィールド侯爵家の屋敷に住み始めて……。
「ど、どうして一緒に住むんですか!?」
「だって、俺たち正式な夫婦でしょ?」
ドロシーに迫ってくるルーシャン。そんな彼にドロシーが心を乱され始めたころ。ドロシーの薬学の知識を聞きつけたとある青年がドロシーの元を訪れる。そして、彼は言った。
――弟子にしてくださいっ!
どうやら彼は薬師志望らしく、薬学にもっと詳しくなりたいらしい。
そんな彼の熱意に負けたドロシーは、彼クルトを弟子にすることに。
が、そんなクルトをルーシャンは快く思わなくて……。しかも、ルーシャンは兄パーシヴァルに一つの言葉を投げつけられる。
――お前たちを、離縁させる。
離縁前提だったはずの夫婦生活は、気が付いたら甘く迫られる生活!?
二人の関係の行方は……離縁? それとも、夫婦生活続行?
薬学オタクの侯爵令嬢とひねくれ王子の夫婦生活、最終章
◆表紙イラストは塔果さまに有償で描いていただきました!