あらすじ
――この男は異質な存在だ。恐ろしいほどに。
つくよはかつて『婚約者』だった軍人の男を任務の最中に亡くした。
以来軍の病院で看護婦として働いている。華族の娘ではあるが、結婚する気にはなれなかった。
あるとき、一人の軍人が検査をするためにつくよが働く病院に入院してくる。
男は政治家を輩出する名家相楽〈さがら〉家の次男坊。名を史哉〈ふみや〉と言った。
政治家を輩出する家の子息が軍人になっただけでも異質なのに、あろうことか史哉はつくよのかつての婚約者に瓜二つだった。
戸惑い続けるつくよに対し、史哉は熱烈に愛を告げてくる。
つくよは彼の行動に戸惑い、振り回されるようになる。
秘密を抱えた年下の軍人に振り回される年上看護婦の大正ロマン
▼掲載先→エブリスタ、アルファポリス