あらすじ
古えから日本国を守る青龍に力を与えてきたのは、香菓の神子と呼ばれる特別な少女の作る菓子。ところが、当代の青龍は神子の菓子だけでは満足せず、国を守る役目を放棄していた。
政府から、青龍の生贄となるよう告げられた香菓の神子・橘涼世は、女中のように虐げていた従姉の橘花織を身代わりに立てる。
「私は生きたい。そして、この国の未来も助けたい」
決死の覚悟で青龍のもとへ向かった花織が出会ったのは、飛羽という名の美しい青年。
心に傷を抱える力のない龍神と、不憫な人間の少女の、はんなりと甘い異類恋愛譚。
※表紙画像は写真AC様よりお借りしております