あらすじ
『化け物』と囁かれ「うさぎ」と名付けられた少女は、物の怪神の『花嫁』になる。
生まれながら白髪、赤目という容姿のため、「うさぎ」と呼ばれ一族や村人に疎まれて育った娘。
ある日、村が祀る神社の百年に一度の「遷宮」が始まるため、うさぎの生家『槙山』家は仮住まいの屋敷と神をお世話する女性『贄』を提供する。
本妻の娘美月の代わりに脇腹であるうさぎが選ばれることに。
その姿を見た者の情報で、密やかに「物の怪様」と呼ばれている恐ろしい姿の神で、お世話というより、ていのいい生贄であることを、うさぎは重々承知であった。
「今もこれからも同じ、いえ、神の御力の前にしたら私はすぐに絶命するでしょうから、その方が幸せかも」と「物の怪」神の元に嫁にいくうさぎであったが――