あらすじ
『怪異現象』──
年間数百件に及ぶ原因不明の死亡、失踪、精神崩壊をもたらす現象に、そう名付けられた。
都市伝説。怪談。
それらは単なる噂話ではない。
人の“負の感情”──憎しみ、嫉妬、恨み、恐怖。
それらを糧に“怪異”は生まれ、やがて現実に牙を剥く。
この世界には、“怪異”にしか興味を持たない変わり者の探偵がいる。
その名は、柴間 新(しばま・あらた)。
彼は誰に頼まれるでもなく、金にも名誉にもならない“怪異事件”を専門に請け負う、ただ一人の“怪異探偵”。
これは、人が生み出した化け物に、人が挑む物語。
歪んだ感情の果てに生まれた怪異を、彼は見つめ、斬り、そして――救う。