あらすじ
人形供養をしている深珠神社から、邪悪な魂がこもる人形が逃げ出して、心霊スポットの核になっている。天神様にそれらの人形を回収して欲しいと頼まれた中学一年生のスミレは、天神様の御用人として、神社の息子の龍樹や、血の繋がらない一つ年上の兄の和成と共に、一時間以内に出ないと具合が悪くなる心霊スポット巡りをして人形を回収することになる。
【800文字のあらすじ(782字)】
中学一年生のスミレは、亡くなった母がくれたくまのぬいぐるみの供養のために、深珠神社を訪れる。そこで逃げ出す人形を見る。すると現れた天神様を名乗る青年が、人形を回収するように依頼する。スミレに天神様の御用人になってほしいと告げた。
人形を回収することになったスミレは、深珠神社の息子であり学校でも王子様のようだと評判の龍樹と心霊スポットへと行く。その後、心霊スポット連絡帳という新聞部のメモを見ていると、両親の再婚により兄妹になった同じ中学生の義理の兄の和成がなにをしているのか問いかける。そしてスミレと龍樹が窮地の際、心霊スポット連絡帳を見て行き先にあたりをつけていた和成が助けに入り、事なきを得る。
和成も学校では非常にモテる。そして実は、和成には霊感のようなものがある。そんな和成を好きな少女は、学校一の美少女と言われる優香だ。
以後、三人で人形の回収のために心霊スポットを回る。そんな中、心霊スポットにはなにか規則性があるのではないかと龍樹が考え、六芒星を描いていると気がつく。そしてどうやら人形が居た心霊スポットは呪術のために結界が破られて出来ていたようだと発見する。その形を見たスミレは、学校で流行しているおまじないの紙の模様と同一だと判断する。だとすれば、星マークの中央に好きな人の名前を書くと相手を意のままに出来るおまじないであるから、中央に何かがあると指摘する。
そして和成に電話をすると、そのまさに中央に和成がいて、誘ったのが優香だという。慌てて龍樹と共に現場に急行すると、和成が意識はある者の体を操られている。それを天神様との修行により力をつけたスミレが浄化する。術が跳ね返り、優香が倒れる。
その後。優香は記憶を失っており、和成に呪術を使おうとしたことは覚えていない。人形も無事に回収できた。その後天神様に労われ、また新しい日々をスミレ達は歩んでいく。
(終)