あらすじ
(私の居場所なんてどこにもない。今までも、きっとこれからも――)
とある事情から、死に場所を探して樹海を彷徨っていた女子高校生・葉月凛(はづき りん)。
そんな凛の目の前に、苔やツタに侵された一軒の屋敷が現れる。
(廃墟? 誰も住んではない、よね?)
そう思ったのもつかの間。
「うちに何かご用ですか?」
気付くと凛の背後には、黒を基調としたローブを身に纏う男性が立っていた。
男性は優しく微笑み、凛を門の中へといざなう。
「さあどうぞ。ようこそ地底カフェへ」
これは、生きる気力を失くした少女と、悲しくも優しい魔法使いの物語――。