あらすじ
カルト村で生まれ育った少女・西尾雲々虎(にしおももこ)は、「口にした言葉が現実になる」という邪神の呪いを受けていた。能力の暴走を恐れて口を閉ざす雲々虎の前に、「一つ目の異人」が現れる。
異人の手引きで西浪市へ亡命した雲々虎は、「怪異」に襲われそうなところをお喋りな青年・金泉柚麒(かないずみゆずき)に助けられる。柚麒が異人の弟子であることを知った雲々虎は、彼が住まうアパート・海菜荘(わだんそう)へ転がり込む。
極東の忌み地で始まった、七人の奇人との共同生活。個性豊かな彼らなら、きっと醜い自分を受け入れてくれるだろう。そう考える雲々虎だが、トラウマの影響でなかなか本心をさらけ出せない。
しかし、とある出来事をきっかけに、彼女は失われた歳月を取り戻していく。ずっと空白だった人生のページに、新たな文章を書き殴っていく。
これはグロテスクな者達が、人並みの幸せを掴むまでの物語。
※表紙のイラストは里桜様 https://estar.jp/users/50956592 に描いていただきました。