あらすじ

主人公は三ヵ国語も話せるトリリンガルながらも、ある傷害事件後に意思疎通の取れない状態になり、そうなった謎を突き止めようとしますが上手くいきません。 一方、ヒロインは英語とのダブルリミテッドで、母語と日本語が発達していないままで育った上に、深い心の傷を負っているといった背景があります。 それでも、お互い気持ちを伝えようとする話です。ヒロインの日記の内容からあらすじを書いてみます。 * 〈私〉の不思議な旦那は一人の体に三人以上いる。 少なくとも、音楽家でセロ弾きのジョン、政治家の秘書のジョー、餅屋の亭主のジャックがいて、空想上の友達のイマジナリーフレンドみたいに、本人の自由意志でコロコロと交代するのだった。 それに〈私〉も実を言うと心の中にもう一人いる。〈ボク〉が一人称のメルヴァは夫に見初められた、ただ一人の妻であり、メイクアップアーティスト。生まれ育った花街の花魁を華やかに彩る化粧師だ。 〈私〉には、結婚する以前の記憶が乏しい上に、自分が何者かも分からないといった諸事情がある。それなりの過去を抱えて影のある旦那も訳アリで、どの人格と交代してもよく覚えていないと話した。 * 夫の過去は、妻の心の傷と繋がっていそうである。 ある日突然、メルヴァとジャックが消えてしまい、記憶喪失で日常生活もままならなくなってきた。それでも、長い休みを取ってバカンスを過ごし、濃厚にミステリアスな夫婦生活を続けることに。 そして心と体の交流を続けるうち、はっとして、思いもよらない真実に辿り着いてしまう。 二人の記憶喪失は幼少期に経験したトラウマと、美しい宝石の Blue John のような洞窟で起きた、おまじないによる《蘇生》に原因があるようで……? とんでもない運命に翻弄され、何度も出逢いと別れを繰り返す、相思相愛な夫婦の復縁ストーリー。 * もし読んでみようというお優しい方がおられたら、申し訳ない気持ちから一応ご案内しておきますね。 現代モノや恋愛モノだと思って読んでしまったら、ワケわかんない、なにコレ……とポカンとするか、知らないうちにアチチ……と火傷すると思います。 地雷のある方や苦手な方は早めに回避して下さい。レーティングの設定をした過激表現がありますし、どうぞ、ご閲覧はご無理のありませんように……。 ここまで目を通して頂いて有り難うございました。

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エブリスタ
エブリスタ2025/02/22
  • 現在の作品Blue John 〜恋の花街狂想曲〜