あらすじ
「その声で歌ってくれないか?」
「下手だから無理」
断っても口説いてくる。あんなにかっこいい曲を書くボカロPが何を血迷ったんだ?
名前を呼ぶだけで様子がおかしくなるなんて、そんなに俺の声が好きわけ?
河瀬響(かわせひびき)は、プロミュージシャンの兄を持つ高校生で、自身もギターを弾いている。ギター以上に歌うことが好きだったのに、兄から「二度と歌うな」と言われたことで歌えなくなった。
同じ軽音部の南波恭平(なんばきょうへい)と親しくなったことをきっかけに、歌ってほしいと請われるようになる。
頑なに拒否しても食い下がって諦めない恭平に、響は戸惑うが──
天才的な歌声を持ちながら歌えなくなったギタリストと、その声に惚れ抜いたボカロPの青春BL。