あらすじ
セシル・ハーキュリーズは幼くして母を亡くし、父親の再婚相手とその連れ子の姉と暮らしている。
けれども実の父親は公務でほとんど屋敷にはおらず、実質は義母と義姉の三人暮らしだった。そのセシルだが、生まれつき身体が弱かった。ーーにもかかわらず、屋敷では義母や義姉に召使いの如く扱き使われていた。
セシルが16の時、とうとう多忙のために父親さえも身体をこわし、亡くなってしまった。収入源がなくなったセシルたちだが、しかし義母と義姉の生活はこれまでとは変わらず贅沢三昧の日々を送る。
ある日、自分はセシルの婚約者だと名乗る男性が現れた。その人は公爵という五等爵位のうち第一位という爵位のお医者様だった。
彼が婚約者になったきっかけは、なんでもセシルが幼少の頃、高熱を出し、生死をさまよい、命を助けた時に成立したものだという。
許婚の名前はヴィンセント・カールトン。
セシルに内緒で許婚を決められた。
相手は自分と同性の男!?
前代未聞の話に首を振るセシルだが、金銭面ではもう限界に達している。不安を抱いたまま婚約者と暮らすことになる。
流れるプラチナブロンドとサファイアの瞳。洗練された身体はまるで彫刻のようだ。
――ああ、どうしよう。彼はこの世のものとは思えないほど美しい。
病弱なセシルを思いやる親切なヴィンセントと共に過ごすうち、セシルの心は彼で満たされていく……。
けれども実は、彼には秘密があって……?
※2ページ目のイラストは、のず様よりくださいましたものです。こちらの美麗イラストもご堪能いただければ光栄です♡(。→ˇ艸←)
ーーーー言語説明ーーーー
ジレ……チョッキ。ベスト。
ジュストコール……コート。
チュニック……ブラウス。