あらすじ
とある町の商店街の28歳のケーキ職人・勝輝(かつき)の店には、かつて恋焦がれた伯父・譲(ゆずる)によく似た40代くらいの常連客・熊井(くまい)がたびたび訪れる。
熊井は毎月17日に決まって勝輝の得意なベイクドチーズケーキを二つ買って行くのが気にかかる勝輝。
ある日、その理由を「家族と共に食べるから」と知った勝輝は、失恋気分でマッチングアプリで憂さ晴らしをしようとするのだが、そこに現れたのは当の熊井。
帰ろうとする勝輝に、熊井はとあることを申し出てきて――
お菓子を巡る大人のほろ苦い歳の差ハピエン恋物語。
*登場人物*
鳥山勝輝(とりやまかつき)28歳 一人称:俺
町のケーキ屋のケーキ職人。高卒後から実家のケーキ店・レーヴを手伝いつつ修行を積んで何とか一人前に。得意な菓子はベイクドチーズケーキ。
菓子作りは体力勝負という父親の教えもあって筋トレを日課としている。
茶髪のツーブロック。左耳にピアス。少々つり目。
熊井紘一(くまいこういち) 45歳 一人称:僕
レーヴに2年ほど通う常連客。市役所勤め。独身。
高身長・中肉(歳の割にスマート)。十日に一度の頻度でジムに通う。
グレーヘアーのショート。仕事時は七三気味。少し垂れ目。