あらすじ
恋多き国王と名高いヘーゼル国の国王が倒れた!意識不明の重体で現在入院中である。
国王の不在により、国の政務を誰かが急遽引き継がなければならない。しかし、ヘーゼル国には、政務を引き継ぐのは王の血縁者であり、男性に限る!という、いまどき古くややこしいルールが存在している。
でも大丈夫!国王には息子がいるじゃないかっ。
息子であり第一王子の『コウ』に国の政務を執り行ってもらおう!と、話はまとまりかけたが、コウには「何もできない能無し王子」と異名があった。
さあ大変だ!じゃあどうしよう!と、王の側近たちは知恵を絞り考え出し、
そうだ!頭脳明晰で冷静沈着な男に、能無し王子を鍛えてもらえばいいじゃん!
……安易な答えを導き出す。
頭脳明晰で冷静沈着な男とは、王の護衛兼側近である『マリカ』である。側近たちは、マリカにコウの世話役兼護衛に任命した。
マリカはコウを鍛え、政務をサポートする役割を担うが、冷静でプロフェッショナルなマリカを前に、コウは自分の無力さに苛立ちを感じていたが、共に過ごすうち、二人の間に信頼が芽生えてきた。
きっかけとなったのは、テレパシーである。
《よし!コウ、もっと強気でいけ》
《えーっ、マジ?》
二人の間にはテレパシーが存在する。言葉を交わさずに意思疎通ができる特別な関係を、築くことが出来ていた。
《お前、言い切れって!もっと強気!いいから言え!今だって》
《もうっ!マリカ、うるっさいってば!》
ぎゃんぎゃんにマリカからのテレパシーが送られてきて…頭が痛くなる…ことも...あるが...
マリカはコウの葛藤や不安を理解し、適切なアドバイスを与えることが出来ていた。そしてテレパシーに慣れてきた二人は、次第に接近するようになり、お互いの距離が縮まっていく。
案外楽しく出来るじゃん!テレパシー最高!
コウがそう感じ始めた頃、国王である父が倒れた原因が判明された。大きな事件に巻き込まれたようである…
国王の事件は解決できるのか?
二人の距離は縮まる?
「俺、マリカのことたまにアホだなって思うことあるんだよな」
「お前さ、よく考えろよ?俺がアホなわけないだろ」
護衛兼側近マリカ×第一王子コウ
王室巻き込みラブロマンス!
※は性描写ありです。
《 》内は、二人のテレパシーでの会話です。
脳内テレパシーが炸裂してます!