あらすじ
「あなたにぴったりの番を探してあげるわ。それまではベータのふりをするのよ」
バース診断の結果が出た日、母にそう告げられたオメガの碧は、高校三年の春、親が決めた見合い相手でアルファの一輝に一目惚れをした。家や会社の利害関係が存在するから断れず相手をしてくれていると思っていたが、どこまでも優しく甘やかして今まで我慢してきたことを一緒にしようと約束してくるからどんどんと惹かれていった。
一輝もまた会うたびに無垢で何も知らない碧の純粋さに触れ惹かれていく。だが、かつて遊び人として名を馳せたことで碧の兄たちや元カノからの妨害に遭ったりと望んでいたように交際が進まない。
しかも自分が病気だからと様々なことを我慢してきたせいで色々と消極的な碧が、どんどんとネガティブになっていく。それはオメガである碧が外部とあまり接触しないよう家族が吐いている嘘であると知った一輝は、碧のために色々と手を尽くすのだった。
元遊び人アルファと溺愛された無自覚天然小悪魔オメガのお見合い~交際~結婚~番になる話です。
■攻め
氏名:天羽一輝(あもう かずき)
バース:アルファ
年齢:28歳
特徴:元ヤリサーの長身優男
AMOUビバレッジ営業部長で社長令息である。碧と見合いをするまでは、アルファであることを最大限に利用し不純異(同)性交遊を存分に楽しんだ、元遊び人。来るもの拒まず去るもの追わずをモットーに、手当り次第軽い交際を繰り返し、大学時代はヤリサーに所属し青春を謳歌していた。碧に出会ってからは身辺を整理し誠実な夫となるべく日々努力中。
■受け
氏名:菅原碧(すがわら あおい)
バース:オメガ
年齢:17歳
特徴:純粋培養無自覚小悪魔
老舗製薬会社社長の三男として生まれ、年の離れた兄二人に溺愛され育った。オメガであることを隠すために強力な発情抑制剤【グルゴーファ】を服用しているが、詳細を周囲から伏せられているため、自分は病弱なのだと誤認し少し諦めながら日々を過ごしている。家族が過保護すぎて、家から出ることは少なく、外出も運転手付きのみであるため、高校生にしては信じられないほどの世間知らず。趣味の絵画をしているときが一番幸せだったが、一輝と出会い様々なところに連れて行ってくれるため、二人での美術館巡りが新たな趣味として加わっている。