あらすじ

中学3年生の10月、はじめて塾に足を運んだ上村志保(うえむらしほ)は、入塾テストで自分の成績を知り、第一志望校への道が相当厳しいものであることを知る。 この成績では集団コースには入れないと言われ、塾に入ることを諦めようとした志保だが、母からのお願いで個別指導の体験授業を受けることに。 あまり気乗りしない志保だったが、体験授業で出会った先生・赤城恭介(あかぎきょうすけ)の思わぬひとことで、受験に向けてがんばってみようと決意する。 塾に通うようになり、できることが増えて、勉強の楽しさを知る志保。 順調に進んでいたかと思いきや、模試では満足できる成績が取れずに、志保は落ち込んでしまう。そんなとき、恭介から受験に向けた作戦を告げられる。 恭介の授業を信頼し、がんばってついていくと決めた志保は、冬期講習は毎日塾に行って自習をすることに。 そんな冬期講習の初日、志保は恭介から一冊のノートをプレゼントされる。 それは『塾っぽい生活記録ノート』といい、日々の勉強内容やわからなかったところの質問、それに加えて日記を書くようになっていた。 受験勉強で忙しいのに日記なんてと、最初は戸惑いながらノートを書いていた志保だが、恭介がくれるコメントに、自然と文字量が増えていく。 受験への不安や親とのケンカ、体調不良など、不安定な受験生生活を送る志保にとって、ノートの存在は日に日に大きくなっていった。 このノートがあればがんばれる。それを支えに、志保はずっとあこがれ続けた第一志望校の受験に挑む。 恭介からもらった「大丈夫」のひとことを信じ、最後まで戦った志保は、帰ってからそのときの気持ちをノートに書く。 そして受験が終わり、最後の日記を書いた志保と、それに応える恭介。そのときにはすでに、このノートは何にも代えがたい、とても貴重なものになっていた。 一冊のノートをめぐり、ひと組の生徒と先生が高校受験に挑んだ約半年を描いたサクセスストーリー。

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エブリスタ2021/11/06
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