あらすじ
霊力戦争の爪痕、そして“ことば”の力。
1890年代、欧州を分断した霊力戦争。その爪痕は、二十年を経た今もなお、街の片隅にひっそりと残されている。
灰燼と化した劇場跡、そこには歴史に記録されなかった“台詞”が眠っていた。
「透明」と呼ばれた少女は、帝国の報道団に身を置き、幻の台本を探し続ける。
それが真実なのか、答えは誰にもわからない。
──演じられることのなかった舞台。
──放送されなかった朗読。
戦火の記憶と静かな闘いのなかで、“ことば”はようやく、かたちを得ていく。
記録でも、報道でも、演劇でもない。
それでも、読者の心に残るものがあるとしたら、
きっとそれは、物語ではなく、“ことば”そのものが持っていた名もなき力だ。
ことばが、誰かの心に届くことを願って――
お暇つぶしにでもなれば、幸いです。
【表紙はフリー素材です。『ガーリー素材』様を利用し、加工の上、利用させて頂きました。https://girlysozai.comです。この場をお借りして、お礼を申し上げます。】