あらすじ
剣崎乃武子は武道家の一人娘で、お爺ちゃんに男の子のように育てられ、若くして道場の師範をしているが父親が作った借金で家も道場も売るしかなくなる。
借金取りが押し掛けるが、天の助けかスマートウォッチが宅配ドローンで送り届けられ、賞金十億円のコンテストに招待された。
『勝ち残ってプロポーズされれば賞金十億円。嫌なら結婚は断っても構わないが、ゴールすれば愛と大金を手にできる』
財閥の当主・都城勇造は癌になり余命宣告され、自分が生きている間に息子の怜雄人を結婚させて、都城家の跡取りとして会社を任せようと計画する。
都城怜雄人は独身を通すと公言し、結婚に興味もなく女性を嫌って、しかも軟弱で姉姉妹からも虐められていた。
IT企業のCEO・壇洋文を病院へ呼び、理想の女性を見つけて怜雄人を結婚させて欲しいと勇造がベッドの上で依頼すると、壇洋文はそれなら結婚相手を集めて戦わせると提案した。
『AI・ウィリアムの能力で恋の物語を作り、結婚させてみせますよ』
そしてAIによる選考が始まり、剣崎乃武子も候補になり出場を決意するが、男勝りな自分が選ばれた事が不思議だった。しかし軟弱な息子、都城怜雄人を守る事が第一条件だと分かってくる。
候補者の女性には特別なスマートウォッチが渡され、AIの協力を得て体力と頭脳で他の女性と対決して勝ち上がり、更に都城家の三姉妹が怜雄人の結婚を妨害し、候補者が危険な目に合い、怪我をしてリタイアする者が続出した。
つまり愛と家督争いを賭けた『結婚ウォーズ』だったのである。