あらすじ
ドイツとチェコの国境近く──リュックザイテという名の街がある。
「裏」という意味のドイツ語だ。
銃とドラッグ、マフィアが牛耳る無法地帯である。
街は通称、ゴット・シュヴェルツェン(独「神を黒く汚す」)と呼ばれていた。
警察の特殊部隊勤務のブラッドは、その日、恋人カンナと共に街を出ることになっていた。
しかし待ち合わせ場所にいた彼の元に、カンナの眼球が送られてくる。
誘拐や抗争に明け暮れるゴット・シュヴェルツェンでは、事件は決して珍しくはない。
今、街では『5(フュンフ)』と呼ばれる誘拐・殺人事件が勃発していた。
五日の期間をかけて被害女性の目、指、爪、胸、そして心臓を切り取るという猟奇殺人事件だ。
カンナを救うため、ブラッドは独自の捜査を開始する。
時を同じくして『戦争』と呼ばれるマフィアの抗争も勃発していた。
恋人を誘拐された元特殊部隊員・ブラッド。
珍しく依頼ラッシュな自称ボディーガード・降夜(コウヤ)。
誘拐された銃職人・シルヴァー+クロイツ。
三人の男は各々の立場でマフィアの『戦争』、そして『5』事件に巻き込まれていく。
【主な登場人物紹介】
・ブラッド・ヴェルク(25)【無垢な笑顔の強面特殊部隊員】
顔中傷だらけの特殊部隊員。
恋人・カンナを救う為、猟奇殺人犯『5』フュンフと対決。
・降夜(コウヤ)(26)【フロムJAPANの爆弾野郎(ジャパニーズ・ボンバー)】
ゴット・シュヴェルツェンでボディーガード業を営む。
元日本警察爆弾処理班所属。
・シルヴァー+クロイツ(23)【ヨーロッパ最強の銃職人】
元脱走兵の銃職人。天才的な腕を持つ。
・カンナ(20)【夢見る女ラッパー】
ブラッドの恋人。『シリアルK』のラッパー。
猟奇殺人犯に誘拐される。
・ミサ・ゴルト・グレーバー(14)【サイボーグ・マフィア】
ゴット・シュヴェルツェンで
勢力を二分するマフィア・ゴルト派の若きボス。
・真霧(マギリ)(14)【ゴット・シュヴェルツェンの小さな正義】
戦災孤児の少女。
シルヴァー+クロイツに保護された。
・ガーネット(27)【どこまでも男運の悪い女刑事】
操作能力皆無の刑事。
『5』フュンフ事件の指揮を執るが…。