あらすじ
ある朝、海っぺりに建つ月見里(やまなし)
家の庭先に記憶を失くした一人の少年が現
れる。天井にある窓から空を見ていたこと
を覚えているという少年は『ソラ』と名付
けられ、そのまま里子を養育する月見里家
で暮らすことに。
月見里夫妻の元で暮らす里子たちはそれぞれ
複雑な事情を抱えているが、社会の無理解や
逆境に躓きながらも家族の絆に支えられ逞し
く生きていた。中でも実の両親を火災で亡く
し里子となった莉都は、そんな過去を感じさ
せないほど明るく、ソラは共に過ごすうちに
特別な想いを抱くようになる――。
やがて、閉ざされていたソラの記憶はさまざ
まな出来事をきっかけに少しずつ解けてゆく
のだが……。ジャーナリストの不審死、林道
で発見された白骨死体、そして二十六人が命
を落とした雑居ビル火災。すべてのピースが
繋がった時、記憶に隠されていた真実が明ら
かとなる。サイエンス・ラブ・サスペンス。
※この物語はフィクションです。作中に登場
する人物、及び団体は実在しません。
※表紙画像はpixabay様からお借りしています。