あらすじ
十四才の主人公・須藤航(すどうわたる)はある大震災を経験し、それをきっかけに自分をとりまく世界や人生に疑問を持つようになる。
生きる意味や将来への希望を見失い、無気力に流されていたある時、航は一人の少女・メアリーと出会う。
遠い異国の血をひくその少女は太陽の光を浴びることができない。それは先天性の病で、もし日光に当たれば命を落としかねないのだという。
過酷な運命に圧し潰されることなく笑顔を絶やさないメアリーの姿が航の心を動かしていく。生まれて初めて感じるこの気持の正体は何?
そんな時、一人の男が航の前に現れる。その男はメアリーを『悪魔の血をひく者』と呼び、人類の平和のためには抹殺されなくてはならないという!
航はメアリーを守れるのだろうか?二人は何処へ向かうのか?これは虚無の淵から立ち上がろうとする少年と運命に抗う少女の物語。今、紅の風が吹き抜ける。