あらすじ
全5作のオカルト関連の短編集となります。
【世界で唯一私だけが読める図鑑】
もうすぐコンクール。
私は、今度の創作ネタの為に絵を描いていた。
絵といっても、そこには想像上の花や虫、動物等を描き込んでいた。
それが一体なんなのか?
【永利鞍村】
お願い、誰か……誰か助けて!?
…………チャンスが訪れたと思っていたのに。
あれは、テレビの製作会社へ入社して二年目のことだった。
【兄がツチノコに噛まれました!?】
何でこうなった?
ちょっ、お父さん、お母さん今は2025年だよ。
令和だよ、令和7年だよ。
そもそも発想がおかしいって。
『よしっ、今年は蛇年だ。お金持ちになるにはツチノコしかない』
去年父は会社の経営難の都合で、リストラされた。
いや、だからってなんでそうなる?
【There is no forest on the earth】
私の名前はアーノルド。
こう聞くとすぐに筋骨隆々の男と良く間違えられるが。見た目はどちらかと言うと、クラーク・ケントに似ている。
そうなのだ。私の職業は記者だ。
仕事で取材に行くところなのだが、まさか博士からとんでもない事実を伝えられるとは。
【済まぬ妹よ】
「阿保らし」
「なんで、どうして?」
学園に来ると教室中が騒いでいたので、なんのことかと思ったら大したことなかった。
「そうだよ、栞どうしてアホらしいって言うわけ?」
「だって、自分の顔と似た人間だなんて」
「居ないと思ってるんでしょ?」
「でも、本当に居るんだよ。私のお姉ちゃんも一昨日遭遇したんだから」
「いや……」
「あっ、また否定しようとしてる」
いや、寧ろ逆なんだけど。自分の顔と似ている人間なんて、家に帰れば毎日会っている。しかもそれは一人じゃない。
【あの駅は何処からでも繋がっている】
仕事の帰り私は軽い食事をした後、いつもの駅🚉へと足を進めていた。残業といっても日本のブラックなものとは異なり、終業から二時間が経過しても、まだ現地時間では二十時を少し過ぎた程度だ。
そう、ノーブラックによろしくである。