あらすじ
職場にうまく馴染めずに退職した青年・蕨野 穂高(わらびの ほたか)は、憂鬱な帰り道を歩く。
なんとなく家に帰りたくないと思った穂高は、自宅であるアパートを素通りして、あてもなく近所を歩いてみることにした。
十分ほど歩いたところで『ノエル』という名前のカフェを発見し、そこに入ってみることにした穂高。一人でカフェに入る機会がほとんどなかったため、緊張感をもって案内されたカウンター席に向かう。
すると、対応してくれた店員さんが、「初めてですよね?」と声をかけてくれた。その店員の名前は越智 夏海(おち なつみ)といい、夏海は客と話をすることが好きだから、よかったら話をしませんかと優しい笑顔を見せてくれた。
求職中の身であることを伝えた穂高は、一生の仕事って何だろうと、自身の今後の身の振り方について相談することに。それに夏海は真摯に対応してくれた。
夏海の対応やお店の雰囲気を気に入った穂高は、足繁くノエルに通うことになる。
ある日、穂高が店に入ると、夏海が別の女性客と談笑している場面に出くわした。
夏海の計らいでその女性と話すことになった穂高は、ここでも将来について相談することになる。穂高の話を聞いた女性は、穂高にある『依頼』を持ち込む。何が始まったのかと戸惑いを隠せないでいた穂高に、夏海がノエルの依頼システムを教えてくれた。
客どうしのコミュニティという形で、困りごとがあったら掲示板を利用して手伝ってくれる人を募集する仕組みがあるようで、穂高はこの依頼を通して様々な人と出会い、その人たちから自身の仕事のやりがいや将来の夢などについて教えてもらうことになる。
その街の魅力を追い求める不動産業の女性、映画制作現場で裏方として働く男性、自宅を改装してパン屋を始めた女性、学習塾で非常勤講師を続ける男性など、様々な職種とそこで精を出す人々にふれる穂高。
ほんのわずかな職業体験と、その道で生きる人たちの熱い思いを知った穂高は、ようやく自分のやりたいことを見つけることができた。
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行きつけのカフェを通して、様々な出会いとともに成長していく主人公を追ったヒューマンドラマです。
こんなお店があったらいいな、こんな出会いがあったらいいなと思いつつ、落ち着いた雰囲気で好きなドリンクを片手に楽しんでもらえたら幸いです。