あらすじ
くちびるショートショートより「月と鉄塔」を加筆修正しています。
https://estar.jp/novels/26238279/viewer?page=4&
元のお話は第一章「斎藤さん」、第二章は愛人側から見た風景を描きました。
ステキブンゲイで月と鉄塔を発表した際にいただいた感想から着想し書きました。
愛人をとことん悪者にはできなかったです。
妻の言い分、夫の言い分、愛人の言い分、みんなそれぞれの正義を貫いているのかもしれないな、と思いました。
形はゆがんでいますがそれは仕方がないことなのかもしれません。
第一章「斎藤さん」
あらすじ
30歳手前の小野寺は冴えない毎日を過ごしていた。一人の部屋に帰る夜道で、偶然、中学時代の同級生の斎藤さんに会う。人妻になっていた同級生との、ほんの数分だけの密会が始まった。
「斎藤はこんな俺を軽蔑するだろうか」
第二章「誰かのものだった人」
あらすじ
取引先の担当者である徹が既婚者であることを承知で付き合い始めた玲。
妻から逃げるように自分のところへ来る徹を助けたいと思い始める。
徹の願いは、子どもを持ち普通の家庭を築くこと。その願いを叶えるために、愛人という立場を脱するために策を練る玲。
ついに目的を果たし元妻と直接対決する。
「あなたの、『わたしは悪くない』って顔、大っきらい」
第三章「小野寺くんは」
離婚後の妻と妻の同級生小野寺くんとの後日談です。
離婚直前に再会した小野寺くんは昔と変わらずちょうどいい人だった。困ったときだけそばにいて、気が付くと自分からいなくなる。
思っていた通りの人。
「俺はもう自分から手を離さないって決めたんだよ」
なんだか思ってたのと違うなあ。