あらすじ
藍田隆二(あいだ りゅうじ)は、社会人二年目の24歳。中小企業で営業の仕事をしており多忙な日々。
父は隆二が生まれる前にバイク事故で亡くなっており、母、姉、隆二の三人家族だった。現在姉は結婚して他県に住んでおり、実家で母と二人暮らし。
そんな12月上旬。休日出勤を終え帰宅すると母が台所で倒れており救急車で病院に搬送されるが、倒れて時間が立ちすぎていたことから手遅れで亡くなってしまう。
姉夫婦と母親を送り立ち直ろうとするが、襲ってくるのは孤独と後悔。
「過去を振り返るな。前を見ろ」
母が口にしていた言葉を胸に無理矢理前を見るが、弱音を吐けない隆二はどんどんと追い込まれていく。
そこに義兄より、姉が体調を崩したという知らせが舞い込む。姉弟で一度話し合ってはと提案されるが、隆二の心は掻き乱される。
姉とは仲が良いがそれは母が居てくれての関係であり、母亡き今どうやって姉弟の関係を築けばいいのかが分からない。
そんな隆二が出した結論は、姉弟で過去を振り返ることだった。