あらすじ
夢も努力も、どこか遠くに感じていた。
ミミが信じたのは、甘い言葉と、一瞬だけ心が救われるような笑顔。
夜の街で出会った“彼”のために、ミミは働く。
自分の価値を差し出しながら、それでも「これが自分の選んだ道」と言い聞かせて。
やり直す機会がなかったわけじゃない。
普通の道に戻ろうとすれば、戻れたのかもしれない。
でもミミはいつだって、少しだけ楽なほうへ逃げてきた。
何かのせいにして、誰かのせいにして、それでも心のどこかで誰かの優しさを求めてしまう。
そうして進んだ先に、何が待っているのか――
これは、まっすぐになれなかった女の子が、それでも誰かに愛されたくて足掻き続ける、夜の記録。