あらすじ
突然、城を受け継ぐこととなった若き領主は、山寺育ちで世の中のことも満足に知らない。
家臣にまで侮られたままでは、城を、国を満足に守ることなどできないと考えた領主は、一目置かれるため、唯一無二の銘柄を手にすることを思いつく。
銘刀と呼ばれるものは数多にあれど、銘のつく鎧を持つものは数少ない。そして名工として名を馳せる鎧師はただ一人だった。
やすやすと銘を刻まぬ鎧師と噂されていた鎧師を、首尾よく抱え込むことができた領主だが、まだ本当の戦も知らぬ。
彼は、そんな自分になぜ仕える気になってくれたのだろうか。
領主が問えば、鎧師は言う。
「あなたを選んだ理由……それは――」
妄コン「あなたを選んだ理由」参加作品です。
※この物語は史実に基づいておらず、時代物風の創作作品です。
お気軽にお楽しみいただけたら幸いです