あらすじ
時は大正XX年。
良家の令嬢が揃う千紫女学校に通う宮瀬凛子は16歳。血筋だけは確かな借家暮らしの貧乏令嬢だ。
凛子は女学校では高嶺の花として下級生たちにもてはやされ、その裏では、職業婦人『新しい女』として自立するための資金稼ぎを兼ねて、密かに少女小説家として活動している。
ある日、親類で幼馴染の美貌の財閥子息・月岡耀一に相談を持ちかけられる。
聞けば、月岡当主の謀(はかりごと)により、或る子爵令嬢との縁談が持ち上がるが子爵令嬢には将来を約束した恋人がおり、双方合意の上で破談に持ち込みたいのだという。
耀一は幼少期から凛子に好意を抱いているが、彼女が取り合う気配はない。とはいえ相談されたからには放ってはおけず、凛子は耀一や子爵令嬢に協力するために行動を開始する。