あらすじ
幼い頃から、ずっと一緒だった。
恋心に気づいたのは、高校生のとき。
でも、彼は「親友」としてしか、私を見ていなかった——。
福岡で育った幼なじみの里奈と陽翔。
誰よりも近くにいたはずの二人の関係は、思春期のすれ違いとともに少しずつ変わっていく。
陽翔の恋愛を応援する“親友”のフリをしながら、心を擦り減らしていく里奈。
やがて何も言わず、彼のもとを離れて東京へ──。
そして数年後、同じ会社で再会する二人。
でも、もう昔のように隣にはいられなかった。
大学時代の先輩・佐伯智也。
ずっと里奈を見守ってきた、彼のまっすぐな想いがやがて静かに交錯していく。
「好き」と伝えるには遅すぎる、けれど終わらせられない想い。
三人の心が揺れる、静かで苦しい三角関係の物語。