あらすじ

――それは、神の名を持つ魔女の呪いだった。 人間が「恐怖にどう向き合うか」を問う、ただひとつの試練。 呪われた姫・リゼリアは、生まれながらにして不吉の象徴とされていた。 病を呼び、枯れゆく大地と共に王国の民に忌み嫌われ、冷たい王宮の中でただ“生かされて”きた。 ある日、彼女の前に現れたのは、謎の魔女・エノミア。 「その呪いは、お前自身の心にある」と語る女を、リゼリアは“見せしめ”として、残忍な方法で処刑する。 魔女の血は大地に染み、姫は歓声に包まれる── だが、そこから“何か”が狂い始めた。 やがて民衆は姫に背を向け、同じように見せしめとして彼女を殺す。 皮肉にも、それこそが魔女の遺した“真の呪い”の完成であった。 呪いとは、憎しみと恐怖によって人間の中に広がっていく。 裁いたつもりが、裁きの連鎖を生み出していたのは誰なのか。 そして、それを仕組んだ“神”の本当の目的とは──。 最後に生き残るのは、誰でもない。 ただ、呪いだけが残る。

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エブリスタ2025/07/13
  • 現在の作品姫は神を殺した