あらすじ
リルシーナ・アイズルクはアイズルク公爵家の長女であり、王太子の婚約者として完璧な淑女を目指して育てられてきた。家族からもそこそこ愛されて育った彼女は、妹が誕生したと同時に愛されなくなった。家族だけでなく、婚約者からの愛情も薄く、妹ナタリーばかりが甘やかされる中、彼女孤独を抱えながら生き、プレッシャーに苦しむ。そんな中、国の掟の十年に一度、十二歳以上二十歳未満の子供が「生贄」として魔界へ捧げられる時期が来た。生贄に選ばれたのは愛されている妹のナタリーだったが、代わりにリルシーナが生贄になることを周囲から期待される。彼女が最後にした決断とは?