あらすじ
子爵の妾の子であるミルティアは、子爵家への支援のために侯爵家に嫁ぐことになった。
しかし彼女は、夫であるマルガンから嫌われていた。彼はミルティアを汚らわしいものとして、常日頃から罵倒していたのだ。
マルガンはミルティアを家から追い出すことを望んでおり、両親にもそれを進言していた。
ある時侯爵夫妻にマルガンとともに呼び出されたミルティアは、いよいよ自身が家から追い出されることを悟る。
義理の家族との仲も良好とはいえなかったため、ミルティアは自分が追い出されるものだと思い込んでいたのだ。
「私達が追い出すのはお前だ、マルガン」
「……は?」
しかし実際に追放を告げられたのは、マルガンの方であった。
侯爵家一家は、マルガンのミルティアに対する数々の行いに憤りを覚えており、水面下で彼を追放する準備を進めていたのである。