あらすじ
――なんか、小さく息を潜めてる、ちょっとだけこわい存在たち――
そんな「ちいさな怖さ」と「ちいさなやさしさ」を集めた短編集です。
世の中には、理由もわからないまま「こわいな」と思うことが、時々あります。
でもその“こわさ”のなかに、ほんの少しだけ「やさしさ」が混ざっていたら。
それはきっと、あなたのすぐそばにいる「ちいこわ」かもしれません。
押入れのふとんの中。
おふろ場の湯気のなか。
冷蔵庫の奥、ぬいぐるみの目。
そんな日常のすき間に、彼らはそっと息をひそめています。
この本を読み終わったあと、
もしもなにかが「いる気がする」と感じたら、それはちょっとした魔法です。
こわくても、だいじょうぶ。
彼らはきっと、あなたのことを見守ってくれているから。
それでは――ちいこわたちとの、すこしふしぎな夜をどうぞ。