あらすじ
一九九五年。雷雨の中、十五歳の少女が犯罪に巻き込まれ命を落とす。
殆どの証拠が雨に流され、進展しない捜査。やがて捜査本部は解散し、未解決事件捜査室へと引き継がれ、時の流れに埋もれていた。
二〇二五年。時効が二か月後に迫る中、偶然から犯人の影を掴む。
自責の念から酒に溺れ、他人との関わりを絶ちながら犯人逮捕に僅かな希望を持つ遺族。逮捕の恐怖から酒に逃げ、ひっそりと時効を待つ犯人。奇しくも正反対の二人は同じような生活を送っていた。
喪失感や自責の念に苦しむ遺族を見続けてきた刑事の今埜は、定年退職した先輩刑事と職を賭けて犯人逮捕に挑むが……。
時効成立までに犯人を逮捕し、苦しむ遺族を救うことはできるのか。