あらすじ
民俗学を専攻する大学生・高橋悠真は、地図から消えかかった山奥の集落「神隠し村」へと調査に赴く。村には無数の藁人形が吊るされ、人影はなく、不気味な老婆の言葉が悠真を不安にさせる。「ここは、よそ者が来るところじゃないよ。もう、手遅れだよ。」その言葉の真意を知った時、悠真は自らが村の恐ろしい因習「贄」の対象となったことを悟る。意識が遠のき、目覚めると、悠真は一体の藁人形と化していた。藁人形の中に閉じ込められた悠真の意識は、先に贄となった者たちの怨念と同化していく。その中で、唯一自我を保つ先輩の意識と出会い、共に村を支配する「淵の神」の正体と、贄の解放の鍵を探る。しかし、因習は悠真の想像を絶する深淵へと彼を引きずり込み、この村の悪夢は、決して終わることがない…。☆「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」