あらすじ
青き左手を持つ神が創造したという世界<エリュシア>。
そこには神の末裔とされる神族が治めるアルヴィス神国がある。
“神の国”と称され、君主となる神帝は神と同じ青き左手を持つという。
1200年間異国とは国交を絶ってきたアルヴィス神国の新たな神帝シグルに、ナーダ諸島王国の王女ティアーナが政略結婚で嫁ぐことになる。
故国から付き添うのは、女官のルクィード一人だけ。
王女としての責務と承知しながらも、期待と不安に揺れる18歳のティアーナ。
一方のシグルは神帝となる抗えない運命から目を背けるかのように、心を閉ざした無気力な日々を送っていた。
嫁いで来たティアーナに対しても拒絶するかのように打ち解ける気配すらない。
だがシグルの失われた記憶に潜む過去が明らかになった時、真の運命の歯車が回り出す。
政略結婚から始まるシグルとティアーナの愛、そして二人を支える仲間たちとの友情と絆の長編物語。