あらすじ
時は大正時代。
『有島椿(ありしまつばき)』はイギリス人の血を引く混血児であり、英語にも堪能で幸せに両親と暮らしていた。
しかし、両親が不慮の事故で亡くなり。叔母の家。華族の有島家に身を寄せる。そこで椿はその出自から虐められる。
それでも椿はある夢の為に、虐めを耐えぬく日々だったが。
有島家が莫大な結納金目当てに成金にてして老獪、冷酷であると言う『志賀聡一郎(しがそういちろう)』と縁談を勝手に決められてしまう。
戸惑う椿。
しかし、志賀家は海運王で成り上がった家。
そこに密かに隠していた夢──渡英のチャンスがあると思い。愛のない政略結婚に一縷の希望を見出すのだった。
一方、『志賀聡一郎』とは。
実は若くして志賀家当主になった為。世間から若輩者と言われないように、表舞台には叔父・篤哉を自分の影武者として立たせていた。
今回の有島椿と志賀聡一郎の結婚は、叔父・篤哉が志賀家が成金だと揶揄され。世間の良くない評判や、イメージを一掃する為に目論んだものだった。
本当の志賀聡一郎は青年実業家。
そして容姿端麗にして努力家。しかし仕事人間で──自分の縁談よりも、海外事業展開の為に有能な翻訳家を探すことに関心を寄せていた。
聡一郎と椿の結婚は果たして──。
そんな二人が出逢い。
言葉を重ねて恋に落ちていく、大正浪漫ラブストーリー。
※時代設定はあくまで物語の中でのフィクションです。
※英語の翻訳などは作者の意図がありますので、ご指摘はお控え下さい。
※一部、差別的とも思われる発言(表現)がありますがフィクションです。差別を助長する意図はありません。
※過激表現はお守り程度です。多分。きっと。
表紙、テキストデザインCK様より