あらすじ
魔法薬師として、代々王家に仕えてきたグレイフィールド伯爵家の娘イヴリンは、王家の命令により婚約者のヴィクターとの婚約を破棄されてしまう。
夜会の場での婚約破棄から一年。
『薬草園の聖女』と呼ばれたほど凄腕の魔法薬師だった祖母が晩年を過ごした別荘で生活していたイヴリンのところに、ヴィクターが訪れる。
『私を捨てた公爵様が、今さら何のご用ですか?』と冷たい言葉を発するイヴリンに、ヴィクターは頭を下げて王都に戻ってほしいと頼み込む。
それは、一年前に捨てたはずの恋が再び動き始めるのと同時に、思いがけない事件に巻き込まれていく始まりでもあった。