あらすじ

中学生の村上衣王(イオ)は、友達をかばった為に不良グループにナイフで刺された。 すると彼の魂が体から分離し、ルナという女性に亜空間に連れていかれた。ルナによるとイオは人間の転生を補助する転生触媒に選ばれたと言う。 イオの重要な仕事の一つは、小さい頃に同級生だった比奈の魂を五万年後のフィーネという女性につなぐ事であった。ルナに連れられて未来都市ハイペリオンに行ったイオはフィーネを含むf2という未来の人間達を見た。f2は見かけは女性だが女と男の両性を持つ雌雄同体で、さらにその背中からは翼が生えていた。 イオとルナは三百世紀、四百世紀、五百世紀と渡り、比奈を含むf2になる魂を転生させていく。 三百世紀で比奈から転生したフィーネと妹のリーフは人類初めての雌雄同体となりf2と呼ばれる。フィーネはイオ、ルナの転生体とともに類まれな知的才能を開花していく。 四百世紀では、イオとルナは全人口の二割に増えたf2を目の当たりにする。しかしこの時代には男性至上主義のグループ『ブルーギル』が登場し、f2を襲う事件が増え始める。 五百世紀では、イオとルナは自分達の転生体に入り込み(憑依)、直接フィーネと会って話しをした。ルナは生前に強権の首相と反目した結果、人類を一度絶滅させてしまった事実をイオに告げる。f2の人口はついに五割に達し、男性は減少の一途をたどっていた。男性至上主義者達は不気味な組織を形成しつつあった。 それから二千年後、ついにブルーギルが復活して出自が不明な男性兵士と過激な行動を起こし始めていた。防衛組織の代表格となっていたフィーネは、リーフに指示してブルーギルの本拠地を突き止める。ブルーギルはハイオペリオンに侵攻し総攻撃をしかけたが、f2達がルナ達の協力を得て反撃し戦いに勝利する。 ブルーギルの本拠地に乗り込んだフィーネは比奈のサポートを受けて中央部に達する。 そこには身長四メートル以上の女性がいた。遺伝子操作で作り出されたクイーンビーと呼ばれる新種である。男子の多産ができ、知能も並外れて優れている。 戦いに負けたことを知ったクイーンビーは男子とともに宇宙に脱出するが、その直前に転生触媒やf2についての秘密をフィーネに示唆する。 決戦から十年が経過したある日奇跡が起きた。リーフが出産した子供は何とf2の男版であった。m2と呼ばれた。 m2の増加とともにf2の精巣は退化して完全女性化していった。結果、人類は最終的に翼の生えた男女で構成されるようになる。 つまりf2は過渡的に発生した雌雄同体であり、長期的に見ると人類は単純に空を飛ぶ種に進化しただけなのであった。 <登場人物> イオ(村上衣王):転生補助者(転生触媒) ルナ  :転生補助者、政治家、宇宙軍事専門家 フィーネ:f2(新人類)、主人公、比奈の転生体、科学者 リーフ :f2、フィーネの妹 サラ  :教師、三百世紀ではフィーネの母親 ラーズ :男生徒、三百世紀ではフィーネの父親、知事 吉田比奈:病弱な小学生、f2の始祖 ユーリ :イオの転生体、天才エンジニア、科学者 ルーシー:ルナのオリジナル/転生体、セキュリティチップの開発者 ソリス :転生補助者(転生触媒)のリーダー メグ、ミランダ、アリエル、レア、デイジー: f2の仲間 ユーラシア国の首相:ルナの反感を買い一旦人類を破滅させる

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カクヨム2025/07/19
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