あらすじ
剣の道に性欲は必要ない。
剣聖になるためにもっとも大切なこと。それは身体能力でも魔力でもましてや剣の腕でもない。
必要なのは誘惑に惑わされずに自分を律する強い心である。
伝説の剣豪に師事し、10年間も魔物ひしめく山で辛く厳しい修行を耐え抜いたユートはついに剣聖となった。
この山で学ぶべきことは全て学んだ彼は満を持して下界へと戻る。
これからはふるさとであるこの地で素朴に生きていく。権力も地位も名誉もユートには不要だ。
必要最低限の生活でただひたすらに剣と向き合い生きていく。
そんな生き方をするはずだったのに……。
ユートが修行をしていた10年の間に人間と魔族は全面戦争となり、互いに壊滅的な被害を被った末に停戦となった。
多くの兵士は死に街から若い男がほとんどいなくなった。
10年修行をしたとはいえ、まだ28歳のユートが街に戻れば、当然ながら女たちは彼を放っておくはずもなく……。
「私とパーティを組みませんか?」
「宿がどこもいっぱい? じゃあ私の部屋に来ますか?」
「お洋服を汚れていますね。洗うので脱いでください」
突然やってきた若くて強いユートは入れ食い状態となり、美女たちの誘惑にユートの捨て去ったはずの煩悩がムクムクとまた顔を覗かせ始める。
師匠ごめんなさい……ダメな弟子でごめんなさい……。