あらすじ
Q.オオカミとライオンが結婚したらウサギが生まれますか?
A.寝言は寝て言え
…本当に寝言のような状況になってしまった。
パパはライオン、ママはオオカミなのに私はウサギだなんて。
しかも小説の中で戦争の原因になるエキストラウサギ!?
このままだと、みんな死ぬだけでなくママとパパの両家門が滅亡してしまう。
「そんなの嫌だ、運命を変えないと。」
そう意気込んだのはよかったものの…
「クロイ、今日の昼食はなんだと思う!?なんと「ウサギの肉」でーす!」
まずは我が家のオオカミたちに正体がバレないことを最優先に考えなきゃ…!
* * *
ウサギであることだけを隠せばいいと思っていたけれど、さらに頭を抱える問題が起きた。
獣人の数多くある固有能力のうち、私の異能がよりによって「同情誘い」だなんて。
今世も終わった。そう思っていたら…
「喧嘩していないよ…だから泣かないで。」
私を心配して戦争までやめたママとパパ。
「なんでも言って。望むなら君をいじめる者たちを全員殺すことだってできる。」
少し大げさに私の味方になってくれる男主人公。
戦争を止めるのって案外簡単みたい。
もしかすると私の力は…思ったより役に立つのかも。